あの「オデッセイ・アンド・オラクル」の後

あの大名盤『 オデッセイ・アンド・オラクル 』後の
ゾンビーズ解散前後のメンバー達の音源集『 INTO THE AFTERLIFE 』。
安っぽいオデッセイ風ジャケットはイマイチなんですが・・・
『 オデッセイ・アンド・オラクル 』録音中に、
ゾンビーズを脱退したヴォーカルのコリン・ブランストーンの復活曲や
新たなバンドを立ち上げようとしていた、
ゾンビーズのソングライター・コンビであり、
キーボード、ベースのロッド・アージェント、クリス・ホワイトが
残した未発表曲が収録されてます。
聴く前の段階で、おいらの想像では・・・
ロッド・アージェント+クリス・ホワイト組の音源は、
ゾンビーズ後期に少々実験的な部分を加えて、
後の新グループ、アージェント風のサウンドをイメージ。
一方、コリン・ブランストーン(ニール・マッカーサー名義)の音源は、
後のソロ・ファースト・アルバムであり名盤『 ONE YEAR 』風のサウンド、
あまーくせつない、スモーキーなものをイメージ。
・・・なんてところかな?・・・と
前者、ロッド+クリス組については、ほぼ想定内でしょう。
未発表とはいえ、やはりいい曲を書いてます。
オデッセイに入っていそうなワルツの[3]や
アップテンポで軽快な[9]、アコースティックな[14]など
正規で録音されてもいいような曲っすね。
一方コリン・ブランストーンには、やられました。
いい意味でも悪い意味でもやられました。
例えば、[1]《 She's Not There 》のゾンビーズのセルフ・カバー。
少々テンポアップされたリズムに、
ボサノバ風のアコースティック・ギターがのり、
もちろんあのコリンのスモーキー・ボイスで歌われます。
このあたりは想定内。
・・・なんですが・・・
これに8ビートでロックなドラムがかぶさり、
さらに、な、なんとサイケなギター・フレーズが加わるという。
こ、これはつまり、サイケ・ボッサ!
なんじゃ、こりゃぁ・・・です。
このアンバランスさは笑えます。
しかしシングルとして発売された笑作[1]のB面である[13]、
続くシングルの[12]/[7]、[17]/[8]などは、
想像どおりのコリンらしいスモーキーでスイートなサウンド。
とろけるように甘いです。
うれしい想定外は、ゾンビーズの1966年のライヴからの1曲。
スモーキー・ロビンソンのダンス・ナンバーのカバー
[19]《 Going To A Go Go 》。
中期の頃のゾンビーズでもこんなグルーヴィーなライヴをやっていたのか!
いやぁ、カッチョいーです。
次の曲のモータウン風なイントロがちょろっと聴こえたところで終わり。
あー、もっと聴きたいぞ!
こんなライヴ音源があるってことは、
フル・ライヴの復刻、期待しちゃいますなぁー。
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